【ネタバレ】葬送のフリーレン 第51話「迷宮戦闘」の感想
週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第51話のネタバレ、感想です。
前回、50話の記事はこちらです。ユーベルの複製体相手に、ユーベルとラントは苦戦します。
【ネタバレ】葬送のフリーレン 第50話「水鏡の悪魔(シユピーゲル)」の感想
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精神魔法
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
弱点を探る
フリーレン達はフリーレンの複製体をどうやって倒すか、弱点を探ります。格上の魔法使いを倒すとしたら、拘束魔法か、精神操作魔法だ、とリヒターは言いますが、フリーレンは拘束魔法と精神操作魔法のどちらにも耐性があると言います。僅かな隙が生まれるかもしれないとデンケンは言い、そういう小細工は得意だろう、とメトーデに言うと、メトーデはフリーレンに抱き着いて何かを調べ始めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
メトーデは拘束魔法が通用するかを調べますが、フリーレンにはやはり通用しません。フリーレンに抱きついたのが面白くないのか、フェルンが隣でむっとしています。さらにメトーデは精神操作魔法も調べますが、フリーレンの精神防御を破ることが出来ません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
しかしメトーデは、フリーレンの精神防御はだいぶ古い術式だから、精神魔法の専門家なら脆弱性を突けるかもしれません、と言います。心当たりのある受験生としてエーデル二級魔法使いの名前を出しますが、エーデルは戦闘能力が皆無なので正直ここまで来れるかわからない、とメトーデは言います。さらに複製体に“心”がなければ精神操作魔法は通用しません、とメトーデは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
エーデルには、ゼンゼの複製体が
一方、名前の出たエーデルは第一試験で仲間だったブライとドゥンストと一緒にいます。ゼンゼの複製体相手に、三人は魔力を消して逃げていますがそれも限界のようです。もう戦うしかないようですが、エーデルはブライとドゥンストは迷宮の中ではまともに戦えないと言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
そもそも現代魔法が迷宮戦闘に向いていないようで、魔王討伐時代にほとんどの迷宮が攻略された弊害のようです。それに現代魔法は強力な防御魔法にリソースを取られ過ぎ、攻撃魔法は自然物を利用したものが多くなったようです。しかし、ゼンゼの複製体は髪に幾重もの魔法がかけられていて、迷宮内でも無数の手段で戦えると考えていい、とエーデルは言います。そしてエーデルは、武闘派ではないのでそろそろ潮時で、正直怖いからもう帰りたい、と言い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
エーデルの一族は精神操作魔法が生業のようですが、それでもゼンゼの複製体相手では高度な命令の条件を満たすのは難しいようです。目を合わせて“声”を掛ければ跪かせて隙を作る程度は出来そうだとエーデルは言いますが、それも複製体に心があれば、の話です。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
そんな会話をしているとゼンゼの複製体に見つかってしまい、髪を使った攻撃で迷宮の柱を破壊されてしまいます。柱を壊され三人は身を隠すことが出来なくなり、ブライとドゥンストが防御魔法を全面展開しますが、ゼンゼの複製体は髪をいくつも展開して防御魔法を破ろうとします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
さらにゼンゼの複製体の髪を使った攻撃は、一つ一つが巨岩のような重さの攻撃のようで、予想よりも早く防御魔法が破られてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
防御魔法は破られましたがエーデルはゼンゼの複製体と目を合わせることに成功し、ゼンゼの複製体に“跪け”と声を掛けて精神操作魔法を使おうとします。しかしエーデルの精神操作魔法は通用せず、ゼンゼの複製体にエーデルは腹を貫かれてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
エーデルも不合格に
ゼンゼの複製体には心がなく、心の働きを精密に模倣しているだけで、儂等では絶対に勝てぬな、とエーデルは言います。ブライとドゥンストに武闘派連中の所まで全力で逃げるように言うと、エーデルは脱出用のゴーレムの瓶を使用します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
脱出用のゴーレムはゼンゼの複製体の髪を使った攻撃を防いでくれて、エーデルの安全を確保するとエーデルを迷宮の外へと運び出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
フリーレンは、複製体に“心”がないパターンも考えた方がいい、と言い、精神操作魔法が通用しないことも想定した作戦を立てようとします。すると、もしかしたら私フリーレン様を殺せるかもしれません、とフェルンが発言し、フリーレンも、じゃあ作戦を立てようか、と笑顔で返事をします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 51話より
まとめ
フリーレンやデンケン達はフリーレンの複製体に、未だ手を出せず扉の前で作戦会議中です。精神操作魔法なら隙を作れるかも、という事で精神操作魔法の専門家として、エーデルの名前があがります。しかし、そのエーデルの精神操作でも複製体には通用せず、複製体には心がないという事が判明します。
結局、フリーレンの複製体対策は振り出しに戻りますが、フリーレン様なら殺せるかもしれません、とフェルンが過激な発言をします。フリーレンの弱点でも思いついたのか、どんな手段なのか、気になります。
次回、みんなで集まってフリーレンの複製体を倒すための作戦会議を開きます。
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山田 鐘人/アベ ツカサ 小学館 2021年03月17日
発売中のコミック 4巻のネタバレ、感想も書いています。