【ネタバレ】葬送のフリーレン 第103話「報いの時」の感想
週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第103話のネタバレ、感想です。
前回、102話の記事はこちらです。フリーレンは黄金郷の呪いを解除し、ヴァイゼを全て元に戻します。
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マハトの最後
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
逃亡するマハト
マハトと相打ちになったデンケンはその場に倒れてしまいます。一方、胸に穴が開くほどの重傷を負ったマハトは、フリーレンとの戦いに備えて立て直そうと、その場を離れます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
黄金郷の呪いから解放されて元に戻ったヴァイゼの住民は、マハトがヴァイゼを黄金郷に変えていたこと等を知らないので、マハトの怪我を心配し話しかけます。しかし、マハトは問題無いと言って無視すると、人気のない路地の方へ移動します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
ソリテールとの会話
マハトは人気のない方へと移動しながら、ソリテールが既に死んでいる事に気付きます。そして、デンケンと戦いを始める前にソリテールとした会話を思い出します。マハトはソリテールが何故、協力するかを気にしますが、ソリテールはマハトに考えを改めてもらいたいからだと言います。ソリテールは魔王がマハトと同じような考えで、人類との共存だったと言い、人類との共存を目指した果てに起きたのが、人類との大戦争だった、とソリテールは話します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
人類との大戦争は何も楽しくなかった、友達も全員死んじゃった、とソリテールは言い、共存という思想は危険だわ、とマハトに忠告します。もう少しで魔族は、人類に駆逐され絶滅するところだった、とソリテールは言いますが、マハトは、答えになっていない、と反論します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
この場で俺を殺した方が、考えを改めさせるよりずっと早い、とマハトが言うと、きっと君を友達と重ねてしまったのね、私は魔王様を止められなかったから、とソリテールは意味深な事を言った後、嘘だと言いなおします。本当はマハトを殺すつもりでこの地を訪れた、とソリテールは言い、でもマハトとの戦いを恐れてしまった、自分の命を懸けてまで種を存続させるほど変わり者ではない、とマハトを殺さなかった理由をソリテールは教えます。どれだけ異端で異常だろうと、私達は魔族なのよ、とソリテールは言い、魔王もシュラハトもマハトも、形は違えど決して逃れられない魔族の性質を持っていた、とマハトに指摘します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
自問自答するマハト
ソリテールとの会話を思い出しながら、魔族の自分を無様なものだ、とマハトは自虐的に言います。支配の石環を着けたときから、死を恐れているつもりはなかった…、とマハトは心の中でつぶやきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
しかし、知らない感情や共存、報いを受けるためなら、死んでもいいとさえマハトは考えていました。しかし、こうして自分の命欲しさに、他の魔族と同じように無様に逃げ出している…、とマハトは自分を自嘲します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
マハトは逃げながらも、…一体どこに?と、自身に問いかけます。マハトの魔力の流出は止まらず、俺はもう助からない…、とマハトは自分が助からない事を察します。なのにこの期に及んでどこに逃げるというのだ…、と自問自答します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
グリュックと再会
自問自答しながら歩くマハトの前に、黄金の呪いから解放され元に戻ったグリュックが現れます。92話で黄金になって以来、50年ぶりに二人は会話をしますが、グリュックの呼びかけにマハトは50年前と変わらず、膝をついてグリュックの呼びかけに答えます。
【ネタバレ】葬送のフリーレン 第92話「ヴァイゼの終焉」の感想
グリュックに、その怪我は?と、質問されて、…どうやら私も報いを受けるときが来たようです…、とマハトは答えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
グリュックは、…そうか、と答えると、煙草に火をつけて吸い始めます。そして、グリュックはマハトにも煙草を勧めて、マハトの煙草に火をつけると、マハトと一緒に煙草を吸います。マハトが、…結局何も…わからなかった…、とつぶやくと、マハトが探している感情を見つけるまで、地獄の底まで付き合うと約束したのに、とグリュックはマハトに謝ります。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
地獄の底まで付き合うと言った、あの言葉は本心だった、とグリュックが言うと、…存じております…、とマハトはグリュックに答えます。そんな風にマハトとグリュックが会話をしていると、デンケンが歩いてマハトに近づいてきます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
重傷を負っているのにマハトに止めを刺しに来たデンケンに、……全く本当に諦めが悪い…、とマハトはあきれます。グリュックは50年黄金にされていたので、見た目からはデンケンと分からないはずですが、歩いてくる老人を見て、………デンケンか、とつぶやきます。マハトはデンケンに、…近づけばこの男を殺す…、と脅しますが、それを聞いたグリュックは、…君はもう本当に助からないんだな…、と言いマハトの死期が近いことを察します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
そして、デンケンにマハトを楽にしてやってくれ、と頼み、デンケンはマハトに魔法で止めを刺します。マハトは塵となり、支配の石環だけが残ります。デンケンが魔法で止めを刺した音を聞き、兵士が駆け寄ってきますが、グリュックは兵士にデンケンを教会へ連れて行くように頼みます。デンケンを、ヴァイゼを救った英雄だと言い、死なせるな、とグリュックは兵士に言い付けます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 103話より
まとめ
黄金郷の呪いから解放されたことでヴァイゼの住民は元に戻っていますが、マハトが胸に穴が開くほどの重傷を負っているのを見て混乱していますね。ヴァイゼの住民としては、さっきまで領主のお抱え魔法使いとして、領主と一緒にいたはずなのに、いきなりボロボロの姿になっているので無理もないですが…。
デンケンはマハトと相打ちとなって、さすがに助からないかな?と思っていましたが、元に戻ったグリュック達によって、教会に連れて行ってもらい助かりそうですね。この後、数話ぐらい黄金郷のマハト編の後日談をやりそうな感じですね。
次回、フェルンの傷が治った後、フリーレン達はヴァイゼの街を旅立ちます。
葬送のフリーレン、アニメ化決定しました。こちらの記事にまとめています。
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発売中のコミック 9巻のネタバレ、感想も書いています。